リストラの仕組み。それは、、

2010年3月 9日 樋口コーチ

能力の高い社員もリストラ(人員削減)の対象になる可能性があります。その仕組みはこうです。まず会社の財務部門から部(事業部やビジネスユニット)単位に人員削減の予算が決まります。事業部長は課長にその予算を配分します。課長はその配分に合わせてリストラの対象社員(候補者)を選びます。課のメンバーに大きなフォルト(事業に損失を与えた)メンバーがいるとか、病気がちなメンバー、勤怠の悪いメンバーがいた場合、そのメンバーがリストラの候補者になります。しかしメンバー全員がさほど失敗をしていない平均的なメンバーだったら、どうやってリストラの候補者を選ぶのでしょうか。その答えはとてもシンプルです。給料の一番高いメンバーがリストラの候補者になります。こういう仕組みでリストラが実行されるので能力の高い社員がリストラの候補者になります。このようにリストラの目的は固定費とか経費を削減する目的で実行されるので、リストラをやって業務内容が低下するというデメリットよりも、売上げ減少時に経費(固定費)を削減させて会社の利益率を維持するとか向上させる財務のメリットを前面に出す、それが最近のリストラの特徴であり、経営の手法になってきています。部長や課長はリストラを経営の仕事として着々と実行します。ひるがえって考えると部長や課長も給料が高いので常にリストラの候補者になっています。だから能力の高い社員はスッパリと会社を辞めて次のステップに移っていきます。会社の経営とは本当に厳しいものですね・・。リストラの対象になった時に会社に残るか会社を去るか、かなり悩むと思います。でもその時にリカバリーするのは手遅れだったりします。再び景気が悪くなるとか、会社の経営が危うくなる、そうなる前に、自分の価値をしっかり磨いて、いつでも「社外に問える力(その会社にしがみつかなくても生きていける力)」を蓄積しておく。これからの企業の社員(従業員)は、そういう将来をみすえたキャリア開発が必要になってきています。忘れないようにして下さい。